リコンビナントタグ抗体の販売を開始しました!
2025.02.26
この度、当社で樹立した「CHO-Spica®」細胞株を用いて生産したリコンビナントモノクローナル抗体の販売を開始しました。最初のラインナップは、特定のタグ配列をターゲットにした「抗DYKDDDDKタグ抗体」と「抗Hisタグ(C末端)抗体」、「抗Hisタグ抗体」と、研究者の皆様のニーズに応える製品群です。
↓購入・製品の詳細はこちらから
https://antibody.cell-g3conception.com

リコンビナントであることを活かしたキメラ抗体
今回発売する抗体は、従来から使用されているマウスモノクローナルタグ抗体の可変領域とウサギIgG定常領域のキメラ抗体です。実績のあるタグ抗体クローンが抗ウサギIgG抗体を二次抗体として使用できます。これにより、研究者の皆様の研究の選択肢を増やすことが可能になります。
ウェスタンブロットでの使用例
生産した抗体を用いて実際にウェスタンブロットを行った例を紹介します。今回の実験ではC末端にDYKDDDDKタグ(別名 FLAG®タグ。FLAG®はSigma-Aldrich(Merck)社の登録商標です。)を付加したタンパク質をCHO細胞溶解液に加え、SDS-PAGE〜ウェスタンブロットを行い、本製品で反応・検出しました。結果、DYKDDDDKタグを付加したタンパク質を検出することができました。実験の詳細や抗Hisタグ抗体のデータについては製品紹介ページからご確認いただけます。

安定した品質を支える独自の技術
G CUBEの抗体は、自社で樹立したCHO細胞「CHO-Spica®」と高発現クローン取得用に設計したプラスミドベクター「pG3シリーズ」で作製した安定発現株を用いて生産しているため、常に一貫した品質の抗体を提供します。これにより、研究者の皆様が安心して使用できる製品となっています。
安定的な供給と優れたコストパフォーマンスを実現
CHO細胞、プラスミドベクター、最適化培地をすべて自社開発することで、安定的な供給と優れたコストパフォーマンスが実現しました。CHO-Spica®の性能を最大限に引き出す最適化培地の使用で抗体生産量を増やすことにより、リーズナブルな価格でのご提供が可能になりました。
動物由来の原料を一切不使用
G CUBEの抗体製品は、すべて無血清培地で生産され、動物由来の原料を一切使用していません。これにより、実験動物への配慮を踏まえ、現代の倫理基準に則った製品となっています。
今後の展開にご期待ください
G CUBEは今後も、革新的な製品とサービスを提供し続け、研究の進展に貢献していきます。製品に関する詳細情報や購入については、公式ウェブサイトでご確認いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
↓公式ウェブサイトはこちら
https://antibody.cell-g3conception.com