CHO-Spica細胞
弊社が独自に樹立した
「CHO-Spica(スピカ)」細胞のご紹介です。
INFORMATION
- 2023.07.22 ホームページをリニューアルしました。
CHO-Spica細胞
CHO-Spica細胞は系統が確立されたチャイニーズハムスターから弊社で独自に樹立した
タンパク質生産用細胞です。お客様のニーズに応じてご利用いただけます。
CHO-Spica細胞ご利用のメリット
- 研究利用だけでなく商用利用が可能
- 一般的なCHO細胞と同じく浮遊培養可能
- 数g/L単位のタンパク質生産が可能
- 生産用細胞作製の全ての工程を無血清培地で実施可能
(専用培地:SpicaM-100)
CHO-Spica細胞の抗体生産量
CHO-K1細胞よりもCHO-Spica細胞の方が
抗体の生産量が高いことが確認されました。
pCHRベクター
高発現クローン取得用にデザインしたプラスミドベクター「pCHRシリーズ」も併せて開発しました。
pCHRベクターとCHO-Spica細胞を組み合わせることで、より効率良く高生産細胞の樹立が可能になります。
pCHRベクターご利用のメリット
- 高機能選抜マーカー搭載により高生産細胞の取得を効率化
- インスレーター配列により導入遺伝子の発現を安定化
- 2つ以上の発現ベクターのシングル化が容易な設計
pCHRベクターを使用した
CHO-Spica細胞の抗体生産量
pCHRベクター(pCHR096)で抗体遺伝子を導入したところ他社ベクターを用いた場合に比べ抗体生産量の高い細胞株が取得できました。
CHO-Spica細胞・培地・pCHRベクターの詳細
CHO-Spica細胞の詳細
無血清培地中での浮遊培養に最適化しています。
- 生物種
- チャイニーズハムスター
- 由来組織
- 卵巣
- 培養形態
- 浮遊
- 適応培地
- SpicaM-100
- 核型
- 一般的なCHO細胞(CHO-K1株など)とは異なる染色体構成
CHO-Spica細胞への遺伝子導入
一般的なトランスフェクション方法で遺伝子を導入できます。
培地の詳細
- 名称
- SpicaM-100
- 濃度/容量
- 1×/1L
- 特徴
- CHO-Spica細胞の培養に最適化された
完全合成培地(無血清培地)です。
L-アラニル-L-グルタミンが添加された
Ready-to-use培地ですので、
L-グルタミンを添加する必要はございません。
pCHRシリーズの詳細
pCHRシリーズには安定発現株作製用と一過性発現用の2種類があります。
- ベクタータイプ
- 哺乳動物細胞用発現ベクター
- 特徴
- 高機能選抜マーカー搭載
インスレーター配列搭載
- クローニングサイト
- KpnⅠ、HindⅢ、SalⅠ、SbfⅠ
- 選抜薬剤
- Puromycin、Neomycinなど
CHO-Spica細胞のライセンス販売
生産用細胞作製受託サービス
商用利用可能
CHO-Spica細胞は商用利用目的でご使用いただけます。
(詳細なご契約内容についてはお問い合わせください。)
- 目的遺伝子をpCHRシリーズに導入したベクターで作製可能
- ご提供した細胞は商用利用可能
※ご利用内容によって契約内容も異なります。まずはお気軽にお問い合わせください。
また、その他ご要望(培養上清が欲しい、染色体画像が欲しい等)がありましたらご遠慮なくお伝えください。
受託サービスワークフロー
※標準的なサービスのワークフローです。お客様とのご契約内容により実施工程は異なります。
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ベクター構築
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トランスフェクション
ヘテロセルプール -
クローン細胞の評価
発現量の分析 -
マスターセルバンク
選定〜納品
ビジネスフロー
作業開始までの標準的な流れになります。Web面談も実施可能ですのでお問い合わせください。
お問い合わせフォーム
CHO-Spica細胞のライセンス販売、生産用細胞作製受託サービスのお問い合わせ等に関して、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。